どういう機械を使っているのかな???

点字プリンター

使用しているのは、テクノエイト製の、ブレイルカードプリンタ BCP型という点字プリンターです。製造時期は1994年頃で、大変古く、なおかつ現品限りで換わりが有りません。

日頃使用していて、いつ故障するかヒヤヒヤするというのが、正直な心境ですね(汗)。古いだけに老朽化は進んでおり、メーカーさん曰く、「もう部品も製造していません。在庫の予備部品が無くなったら、修理不可能です。」

出来るだけ過労≠ウせない様に、大事に使い続けていきたいと思っています。そのために、敢えて納期を遅らせて頂く場合もございますが、どうかご理解とご協力をお願い致します。m(__)m

注:このプリンターは、性能上は葉書サイズの紙にも点字印字が出来ますが、当センターの事業としては、名刺作成のみをおこなっておりますので、あらかじめご了承願います。


点字データ作成用パソコン

点字名刺を作るにあたり、データを作成するのがこのパソコンです。このパソコンからプリンターにデータが送信される事で、点字名刺が出来ます。

パソコンに詳しい方は画面を見てピンと来ると思いますが、OS(操作システム)は『MS-DOS』で、バージョンは5.0です。
「何と古いシステムだ!」と思われるでしょうが、上の画像の点字プリンターがデータを受け付けるためには、送る側のパソコンのシステムが『MS-DOS 5.0』か、それより古い物でないとダメなのです。
例えばWindows 95でも、点字プリンターにとっては、『あまりにもシステムが新し過ぎて受容出来ない』ということになります。

この『MS-DOS 5.0』のハードディスクも、今やほとんど店頭では売られておらず、点字プリンター同様、『換わりは無く、故障したら最期』というのが現実だと言えます。ディスプレイのほうも、今では骨董品クラス(?)ですね。


パソコンの入力時画面

普通のパソコンの入力画面とは、全然違うのがお分かり頂けると思います。点字入力用の、『BASE』と呼ばれるソフトの画面なので、この様に(白黒反転に)なっています。

ご覧のように、文字による表示がなされていますが、これを点字配列の形で表示させる事も可能です。

4行目は電話番号ですが、数字の前に4つの点が打たれているのが、数符と呼ばれる点字です。この数符がある事で、後に続く文字が平がなではなく、数字で表記されます(パソコンで『06』と打つと、自動的に数符も表示される)。
また、電話番号のハイフン(−)も、点字ではアンダーバー(下線)となります。
点字にはカタカナは無いので、『スタッフ』も平がなになります。その他名刺に点字を入れる際の決まりについては、こちらのページをご参照下さい。


手打ち用キット

機械が故障した時などに活躍するのが、この手打ち用キットです。
名刺を定位置に差し込み、キットの右側に置かれている『点筆(鉛筆の点字版)』と呼ばれる道具を使って、点字を一点一点打っていきます。上半分はフタになっていて、点字を打つ時は閉じて、マスの中に点字を打ちます。
一つ一つのマスの中には、点字を打ち込める6つの穴が空いています(点字自体が、6つの点の組み合わせから成る)。

なお、手打ちの際には、点字は裏から打ち、紙を表側にひっくり返して読むことになります。従って、いわば紙の裏側から左右逆向きに字を書くような状態となる分けで、読む時に左右逆向きにならないよう、気を付けて必要があります。


作成現場全景

最後に、点字名刺作成現場の全体図をご覧頂きましょう。(^^)
いつもこの様な状況で、点字名刺を作っています。

お陰様で、全国各地からご注文を頂いておりますが、これは見方を変えると、ほかの地方に於いて、地元で点字名刺を作成している事業者がなかなか無いという事を、表していると思います。

『視覚障害者に配慮したバリアフリー』というコンセプトでおこなっているだけに、もっと事業者が増えて欲しいという思いもあります。

願わくば、老体にムチ打って働いている点字プリンターに、換わりが出来てくれる事ですね。
点字プリンター自体は、どんどん新しい物が登場していますが、やはり高速で名刺を大量に作れるプリンターとなると、これ(左画像)1台ぐらいしか無いのが現状です。

需要は多いだけに、少しでも長く続けて参りたいですね。


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