CIL豊中で訪問看護ステーションを立ち上げるきっかけは、成人に比べ、子ども達の利用出来る社会資源の少なさを知ったことから、小児看護経験もなかったのですが、重症児のデイサービスを持った訪問看護ステーションを作りたいという思いからでした。CIL豊中の理事長は、当時私の働いていた訪問看護ステーションの利用者さんだったので、その思いを伝えたところ、CIL豊中で作ろうと言って貰い、「訪問看護ステーションCIL豊中」を立ち上げることになりました。
訪問看護ステーションの準備をしながら、ヘルパーとして1年半働き、障害制度の勉強もさせてもらいました。ヘルパーをしてみて、業務範囲の広さと、役割の大きさを改めて実感しました。その経験は、訪問看護師としてヘルパーさん達と関わる重要性を認識する良い機会となり、訪問看護ステーションを始めてからは、ヘルパーステーション・重症児者デイサービスとの協働がよりスムーズになっていると自負しています。
みんながチームとなり、利用者さん一人ひとりが充実した時間を送れるよう支援を永続的にしていきたいと日々思って業務に励んでいます。「永続的」がポイントです。サービス提供者の一時的な頑張りだけでは、結果的に永続的は不可能になってしまいます。続けていけることが大切ですので、利用者さんはもちろんのこと、従業者にも優しい事業所を目指して、これからも頑張っていきたいと思っています。