「CIL豊中」のCIL(Center for Independent Living)は、自立生活センターを意味します。
自立生活センターとは、どんなに重い障害を持つ人も、地域で普通に自立生活できる社会の実現を目指して、
自立生活及び権利擁護に関する事業活動を障害当事者が運営主体となっておこなっている、サービス提供機関です。

点字の「ちょっと豆知識」コーナー

日頃、街中でよく見かけるようになった点字。
あれってどうやって読むの?どんな決まりがあるの?という疑問を持たれている方もおられると思います。ここでは点字というものの構造や一般的な決まりについて、述べてみたいと思います。

根箭の似顔絵

点字は、縦3点×横2点の6つの点から成っております。これらを組み合わせて文字を作るのですが、一番左上の点を『1の点』、左の上から二番目を『2の点』といい、一番右上の点を『4の点』、そして最後は一番右下の点で、『6の点』といいます。


濁音・半濁音や拗音(小さい字の事ですね)を打ちこむ際は、まず「濁音符(半濁音符)」・「拗音符」をそれぞれ打ち、それから文字を打ちます。例えば“ご”だと、墨字で書く場合は『“こ”に“てんてん”』と書きますが、点字の世界では『“てんてん”に“こ”』という書き方になります。そして“ちょ”や“きゅ”の場合も、点字で書くとそれぞれ『“拗音符”に“と”』・『“拗音符”に“く”』となるのです。
濁音符は「5の点」、半濁音符は「6の点」、そして拗音符は「4の点」によって表します。


数字やローマ字を打つ場合も同じ様に、「数符」・「外字符(ローマ字符)」を打ってから文字を打ちます。そして数字やローマ字の場合、符号の後に続く文字というのは、普段はひらがなの文字となっているものです。「例えば“4”と打つ場合は、数符の後で“る”と打つのです。つまり、普段は“る”と読まれる文字が、頭に数符を付ける事によって、数字の“4”に早変わりするのです。もし数符を打ち忘れますと、自分は“4”と打ったつもりなのに、読んだ人は“る”と読んでしまう事になります。
なお、数字符は「3・4・5・6の点」で、外字符は「5・6の点」によって表しています。
「ローマ字の時も同じく、例えば“e”と打ちたい場合は、外字符の後で“ら”と打ちます。つまり“e”という文字は、外字符が打たれていない時は、“ら”と読まれるのです。ただしここで一つ注意しなくてはいけない事があって、上に書いたローマ字も小文字で書いてありますが、「大文字で表したい場合は、外字符の次に「大文字符」というのを打ち、それから文字を打たなくてはいけません。
大文字符は「6の点」で表し、全ての言葉が大文字(例えばCIL)の場合は、外字符の後、「6の点」を2回打って、『CIL』と入力することになります。


「そのほか、点字の世界では語尾が「う」で終わる言葉(たろう・かちょう・こうほうぶ、など)は、語尾を長音で表します。「例えば、“たろー”・“かちょー”・“こーほーぶ”といった具合です。
なお、途中で「い」が入る言葉(例:営業、政治)の場合は、点字でも“えいぎょー”、“せいじ”となります。


最後に、点字の世界では、一単語ごとに細かくスペースを空けて区切らなくてはならないという決まりがあります。これは『分かち書き』と呼ばれ、点字の中でももっとも重要な決まりの1つです。続けて点字を打つと、読む人は混乱してしまうので、頻繁にスペースを空けなくてはならないのです。「例えば名前を打つ際も、名字と名前の間は必ず一マス空けることになっていますし、肩書きも長い場合は、途中で一マス空けて打ち込みます(例:代表取締役社長=「だいひょー とりしまりやく しゃちょー」)。

以上、点字についての一般的な決まりを説明いたしました。
もし何か質問がありましたら、お気軽にお尋ね下さい。

根箭の似顔絵
「CIL豊中」のCIL(Center for Independent Living)は、自立生活センターを意味します。
自立生活センターとは、どんなに重い障害を持つ人も、地域で普通に自立生活できる社会の実現を目指して、自立生活及び権利擁護に関する事業活動を障害当事者が運営主体となっておこなっている、サービス提供機関です。

点字の「ちょっと豆知識」コーナー

日頃、街中でよく見かけるようになった点字。
あれってどうやって読むの?どんな決まりがあるの?という疑問を持たれている方もおられると思います。ここでは点字というものの構造や一般的な決まりについて、述べてみたいと思います。

根箭の似顔絵

点字は、縦3点×横2点の6つの点から成っております。これらを組み合わせて文字を作るのですが、一番左上の点を『1の点』、左の上から二番目を『2の点』といい、一番右上の点を『4の点』、そして最後は一番右下の点で、『6の点』といいます。


濁音・半濁音や拗音(小さい字の事ですね)を打ちこむ際は、まず「濁音符(半濁音符)」・「拗音符」をそれぞれ打ち、それから文字を打ちます。例えば“ご”だと、墨字で書く場合は『“こ”に“てんてん”』と書きますが、点字の世界では『“てんてん”に“こ”』という書き方になります。そして“ちょ”や“きゅ”の場合も、点字で書くとそれぞれ『“拗音符”に“と”』・『“拗音符”に“く”』となるのです。濁音符は「5の点」、半濁音符は「6の点」、そして拗音符は「4の点」によって表します。


数字やローマ字を打つ場合も同じ様に、「数符」・「外字符(ローマ字符)」を打ってから文字を打ちます。そして数字やローマ字の場合、符号の後に続く文字というのは、普段はひらがなの文字となっているものです。「例えば“4”と打つ場合は、数符の後で“る”と打つのです。つまり、普段は“る”と読まれる文字が、頭に数符を付ける事によって、数字の“4”に早変わりするのです。もし数符を打ち忘れますと、自分は“4”と打ったつもりなのに、読んだ人は“る”と読んでしまう事になります。


なお、数字符は「3・4・5・6の点」で、外字符は「5・6の点」によって表しています。


「ローマ字の時も同じく、例えば“e”と打ちたい場合は、外字符の後で“ら”と打ちます。つまり“e”という文字は、外字符が打たれていない時は、“ら”と読まれるのです。ただしここで一つ注意しなくてはいけない事があって、上に書いたローマ字も小文字で書いてありますが、「大文字で表したい場合は、外字符の次に「大文字符」というのを打ち、それから文字を打たなくてはいけません。大文字符は「6の点」で表し、全ての言葉が大文字(例えばCIL)の場合は、外字符の後、「6の点」を2回打って、『CIL』と入力することになります。


「そのほか、点字の世界では語尾が「う」で終わる言葉(たろう・かちょう・こうほうぶ、など)は、語尾を長音で表します。「例えば、“たろー”・“かちょー”・“こーほーぶ”といった具合です。
なお、途中で「い」が入る言葉(例:営業、政治)の場合は、点字でも“えいぎょー”、“せいじ”となります。


最後に、点字の世界では、一単語ごとに細かくスペースを空けて区切らなくてはならないという決まりがあります。これは『分かち書き』と呼ばれ、点字の中でももっとも重要な決まりの1つです。続けて点字を打つと、読む人は混乱してしまうので、頻繁にスペースを空けなくてはならないのです。「例えば名前を打つ際も、名字と名前の間は必ず一マス空けることになっていますし、肩書きも長い場合は、途中で一マス空けて打ち込みます(例:代表取締役社長=「だいひょー とりしまりやく しゃちょー」)。

以上、点字についての一般的な決まりを説明いたしました。

もし何か質問がありましたら、お気軽にお尋ね下さい。

根箭の似顔絵

上に戻る